マスカット・ベーリーＡに私たちはさらなる可能性を求めました。それは長期樫樽貯蔵です。
ステンレスタンクで寝かせ、さらに4年程度フレンチオークでじっくり熟成させました。熟成を重ねたマスカット・ベーリーAは、オークの香りと果実香が心地よい調和をみせ、上品な味わいに仕上がっています。

熟成を感じさせる淡くオレンジがかったガーネットの色調。
クリアに澄んでいて、柔らかさとやさしさのある上品な色合いに仕上がりました。
紅茶やオレンジなどの柑橘のニュアンス、同時に樽香、シダやミントなどの清涼感香る複雑な香りです。味わいにきれいな酸が残り、ややドライ。塩味のミネラルと淡く柔らかいタンニンが味わいの全体をまとめています。

・楽しみ方
10℃から15℃。少し高めのほうが柔らかく複雑な芳香をお楽しみいただけます。鹿肉などの赤身肉に果実のソースを使った料理、和食なら照り焼きなどの甘辛いタレを使った料理がおすすめです。風味の優しいチーズやカヌレなどともおいしく頂けると思います。

• 商品内容
• プライベートリザーブ　マスカット・ベーリーＡ（辛口）750ml
• 原材料
• ぶどう（宮崎県都農町産）/酸化防止剤（亜硫酸塩）
• アルコール度数
• 14度
• 配送方法（温度帯）
• 常温

宮崎県中東部に位置する、都農町【つのちょう】ではキャンベル・アーリーを中心にマスカット・ベーリーＡ、デラウェアなどを生産。
1996年11月、地域のブドウ生産者の夢『みんなのワイン』として、海の見える丘の上に都農ワイナリーはオープンしました。2アイテムからはじまり、1年1アイテムの新商品にチャレンジするというコンセプトを掲げ、最先端の醸造技術を導入し、ブドウの品種更新や畑の拡張をしてきました。そして現在、30アイテムを超えるワインを造るまでになりました。
平成6年からはワイナリーのブドウ園ではシャルドネ、シラー、ピノ・ノワールなどをワイン専用品種として育成しています。乾燥した地域を原産地とする専用品種の栽培には、困難が伴うことも事実です。「いいブドウがいいワインをつくる」という信念のもと、不可能を可能にする挑戦を続けています。南国九州、高温多湿の宮崎で、欧州種のブドウが栽培されていること自体、奇跡に近いという事実をひそかな誇りとして。